ルーデウスの父親であり、アニメ1期では超えるべき父親像として、その強さや、理不尽さ、人間的にダメな部分。そして浮気と人間臭さが描かれていたパウロ。
元パーテイーメンバーだったエリナリーゼとタルハンドからは蛇蝎の如く嫌われています。
しかし、アニメ2期EDでは憔悴しきった顔が映し出されています。いい加減でも父親然とした強さのあったパウロに一体何があったのかパウロの魅力と闇落ちの理由をご紹介します。
声優情報もあります。
※ネタバレがあります。見たくない方はブラウザバックでお戻りください。
1.パウロ・グレイラットとは
フィットア領ブエナ村駐在騎士の職に就いているルーデウスの父。巨乳好きの自由奔放で破天荒な性格。子どもの頃からノトス・グレイラット家の悪童として有名で厳格な父親に束縛されるのを嫌がっていた。家出して冒険者になってからは、好き勝手に生きて各地に敵を作るが、評判の悪い相手でも偏見で見たりせず長所を見抜き、同じようなはぐれ者を集めて「黒狼の牙」を結成するなどリーダーシップに優れている(ただし、ゼニスと結婚する際にトラブルを起こしたのが原因で元仲間たちには嫌わている)。
ゼニスと出会ってからは彼女に気に入られようと更生していき、他の女性に手を出さないという約束で結婚するが、結局性欲に負けてメイドのリーリャに浮気をした。
剣士として優秀で、剣術の三大流派を全て上級まで習得している。総合的な実力は聖級剣士並と言われている。
ちなみに剣士の階級は初級、中級、上級、聖級、王級、帝級、神級の7つ。
初級 初心者レベル。
中級 一般的な騎士とも互角に戦えるレベル。
上級 全ての基本を習得した者。
習得した基本能力を「状況に応じて瞬時に出せる」者。
さらに「闘気を自在に操れるレベル」にまで到達した者。
パウロが全ての流派で、このレベルである。
聖級 技術や努力だけでなく、才能も必要とされてくるレベル。
王級以上 世界でも有数の実力者レベル。
ギレーヌが剣王の称号を得たのも王級レベルに上がったためである。
北神流の立ち回りと二刀流の型に水神流の
防御と剣神流の攻撃が加わった剣技は理想の剣士を体現したとも評されている。
一番素質のあるのは北神流で、本気で戦うと獣じみた動きになるが、北神流は嫌いで使いたくないと言っている。
「剣神流」は攻撃こそが最大の防御と言わんばかりの攻撃的な剣術で、とにかく相手に先に剣を当てるのを目的としたような速度重視の流派。
「水神流」は受け流しとカウンターを中心とした防御の剣術。
専守防衛をモットーとしているため、こちらから打って出る手は少ない。
達人になると、あらゆる攻撃に対してカウンターを放てるようになる。
「北神流」は剣術というより、兵法といった流派。
戦闘中にとっさに怪我を応急手当したり、周囲にあるモノを最大限に利用するような技が多い。怪我の治療や、身体部位の欠損があっても戦える流派であるため、
傭兵や冒険者といった者たちに好まれる剣術。
ルーデウスに対しては子供たちの喧嘩の理由も聞かず、一方的に怒鳴ったり、説明も無くエリスの家庭教師につけ、帰ることを禁ずるなど、理不尽な父親でもある。
2.黒狼の牙
甲龍歴400年~406年頃に、主に中央大陸で活躍した冒険者パーティ。
僅か数年でS級へと駆け上がったことで有名で中央大陸において最も有名だったパーティの一つ、当時は何かと話題になっていた。(ルーデウスが産まれたのが甲龍歴407年)
パーティーメンバーは
リーダーのパウロ・グレイラット
ギレーヌ・デドルディア
エリナリーゼ・ドラゴンロード
厳しき大峰のタルハンド
ゼニス・ラトレイア
ギース・ヌーカディア
の6人で構成されている。
パウロの剣術の三大流派を全て上級、聖級剣士並と言われると真ん中より上くらいかと感じるが、冒険者ランクS級というのはF~Sまである冒険者のランクの最上位であり、
中央大陸有数の実力を持っているということになる。
そして、バランスの良いパーティーは各地で魔物たちとの戦いだけでなく、女癖の悪いパウロ
男癖?の悪いエリナリーゼが原因だったかはわかりませんが、各地で悪さもしていたようです。(詳細は明かされていません)
そして、パウロがルーデウスの母になるゼニスを妊娠させたことでゼニスと結婚し、パーティーは解散。
(この時に揉めに揉めたようで、エリナリーゼとタルハンドからは蛇蝎の如く嫌われています。また、獣族のギレーヌの発情期もあってパウロはギレーヌとも何やら関係があったらしい)
実はアスラ王国の上級貴族ノトス・グレイラット家の生まれだったパウロは、安定した生活を求め、従兄弟のフィリップを頼ってフィットア領ブエナ村駐在騎士の職に就いた。
そして、ルーデウスが産まれました。
また、パウロとゼニスの結婚に間接的に関わったギースは「料理を人に教えない」とジンクスを作った。
3.パウロ闇落ちの理由
大規模な魔力災害フィットア領転移事件によって、ブエナ村にいたパウロたちも被害に遭い、彼と身近にいたノルンだけがアスラ王国南部に転移させられます。ノルンを保護しながら何とかブエナ村に帰還するものの、辿り着いた先には自宅を始め村ごと消え去ってしまった光景でした。
そこで「フィットア領捜索団」を結成してリーダーになります。
そして冒険者ギルドにルーデウスに向けて
『ルーデウスへ。
ゼニスとリーリャ、アイシャが行方不明だ。
ノルンは俺が保護している。
お前が現在どこにいるかはわからん。
だが、お前なら一人でもここに辿り着けると考えている。
よって、お前の捜索は後回しにする。
オレはミリス大陸へと行く。
そこがゼニスの生まれ故郷だからだ。
リーリャの故郷・実家にも伝言を残しておく。
お前は中央大陸の北部を探せ。
見つけたら下記まで連絡を。
ゼニス、リーリャも同様に連絡を。』
と伝言を残します。
魔大陸に飛ばされたルーデウスがこの伝言を見ることは無く、師匠であるロキシーがこの伝言を見つけます。
また、黒狼の牙メンバーへは
『捜索を手伝って欲しい。
『黒狼の牙』の元メンバーは俺に思う所もあるだろう。
水に流せとは言わない。罵ってくれてもいい。
靴をなめろというなら舐めよう。
財産は全て消えたので報酬は出せないが、頼む。
オレの家族を探してくれ。』
と伝言を残します。
これを読んでいるロキシーの背後にエリナリーゼとタルハンドが現れ、三人で魔大陸へ向かうこととなります。
ノルンを連れて行方不明となった家族の捜索を開始したパウロ。しかし、一向に家族は見つからないばかりか、友人達の死亡報告やミリス貴族との対立による団員の死亡といった出来事に精神的に追い詰められてしまう。
そして、精神的に追い詰められたパウロは酒に逃げるようになっていきます。
そして、ルーデウスの帰還の途中、ミリス神聖国でルーデウスとパウロは再会することとなります。
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