1期の最期にロキシーとパーティーを組んでいると思われる長耳族の女戦士エリナリーゼ。
輝くような金髪を豪奢にロールさせ、お嬢様然とした美貌を持つ美女です。彼女は今後、ルーデウスと深いかかわりを持つことになる重要人物の一人です。そして、フルネーム「エリナリーゼ・ドラゴンロード」には深い意味が隠されています。そんなエリナリーゼの魅力とルーデウスとの関りをご紹介します。
声優情報もあります。
※ネタバレがあります。見たくない方はブラウザバックでお戻りください。
1.エリナリーゼ・ドラゴンロード
輝くような金髪を豪奢にロールさせ、お嬢様然とした美貌を持つ長耳族。ルーデウスの両親パウロとゼニスが所属していた冒険者パーティー“黒狼の牙”の元メンバー。パーティーでは細剣使いの戦士としてタンクをつとめた。敵のヘイト管理は極めて上手い。魔力付与品の真空波を発生させるエストックと、衝撃を緩和させるバックラーを持つ。『定期的に男と交尾しないと死ぬ』という呪いに犯されており、フリーの男を見境なく食い漁るビッチ。彼女自身は呪いのことを疎ましくは思っているが、楽天的に捉えており、男漁りも趣味と実益で行っている節もある。
近しい関係にある複数人と同時に関係を持つこともざらだが、対人関係のヘイト管理も極めて上手いため刃傷沙汰まで発展することは稀。しかし、立ち回りが上手くなったのは最近で、それ以前に残した禍根は今も根強く残っている。主要な活動地域であった中央大陸南部の冒険者の間では、滅多なことがなければパーティに入れない、という暗黙の了解が敷かれている。
また、黒狼の牙の解散時にパウロとは大揉めしており、顔を合わせようとしない。
「顔も見たくない」「何を言っても許さない」とメンバーで最も嫌っていて、フィットア領転移事件で行方不明になったゼニスたちを探す際もパウロには何も伝えずロキシー、タルハンドと共に魔大陸の捜索に行った。
2.エリナリーゼとルーデウス
魔大陸での捜索が一区切りついたときにロキシーと分かれ、現状をルーデウスに伝えるため会いにいきます。ルーデウスとの合流後は、男漁りが出来るという理由から彼についてラノア王国シャリーアの魔法大学へ入学。
魔法大学には男漁りの為に入学すると当初宣言していたが、授業自体は真面目に受けていて初級水魔術と解毒魔術を習得している。
また、魔法大学に入学したことで、自分の孫にあたるシルフィと再会。
しかし、自ら名乗り出なかった。
エリナリーゼは長耳族であり、種族柄子供は滅多にできないが、呪いのせいもあり男を食い漁ることから、子供や孫から出会い頭に罵倒される事もあった。そのため、子供に自分の名前は明かさず一人前に成長するまで面倒をみたら縁を切るようにしていた。
シルフィの父であるロールズもそんな子供の一人で、シルフィを一目見て自分の孫だと気づくも隠していたが、結婚式で幸せそうなシルフィを見て感極まって涙を流し関係が明らかになることとなった。
シルフィとルーデウスが結婚したことにより、エリナリーゼはルーデウスの祖母となっている。
ルーデウスの2番目の妻となるロキシーもエリナリーゼのやや強引な嘘と根回しによって結婚に持っていっており、二人にとっても恩人にもなる。
また、後のルーデウスの親友となるクリフと結婚したことにより、家族ぐるみでの付き合いも多くなっている。
3.エリナリーゼ・ドラゴンロードの名に隠された謎考察
エリナリーゼの呪いは体の中に魔力を貯め男の精を受けることで魔力結晶へと変えるもの。魔力を貯めすぎると死んでしまうという物。200年ほど前にペルギウスの友人の手によって、バウの迷宮から救出された。しかし、記憶を失っていた
実は、この呪いは自ら望んでかかっているという節があります。
六面世界の物語「古龍の昔話」では龍鳴山に住む魔龍王ラプラスが長耳族の少女ロステリーナに神話の時代の物語を話すという形でラプラスと龍族との関係。ヒトガミと龍族との因縁が語られています。
この中で出てくる少女ロステリーナが、記憶を無くす以前のエリナリーゼであると考察されています。
まず、名前がロステリーナとエリナリーゼで似通っていること、エリナリーゼと同じ長耳族であるということ。
なにより、魔龍王ラプラスに拾われたロステリーナはラプラスをご主人様と呼び慕っており、エリナリーゼが魔龍王、ドラゴンロードの名を無意識の内に名乗っている可能性。
そして、ロステリーナはラプラスの力になりたいと自らの意思で申し出ます。体の呪いを元に戻し、魔族の秘術を用いて体を少しずつ作り変え、膨大な魔力を貯蔵し、他者に受け渡せるように。
これはエリナリーゼの体の中に魔力を貯め男の精を受けることで魔力結晶へと変える呪いと
合致します。
ロステリーナは龍族の悲願のため、魔力結晶を生み出し、龍族の戦士の魔力を回復し、ヒトガミ打倒への力となることを望んだのです。
そして、龍鳴山より遠く離れた地下洞窟で体の作り変えの間、長い眠りにつくこととなります。
龍族であるペルギウス。その友人がエリナリーゼを救出したというのは偶然なのか運命なのか、ラプラスの意思による物なのかは分かりません。
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