アニメ14話のラストで一瞬だけ出てきた三人組。アスラ王国第2王女アリエル、側近のルーク、フィッツ先輩が登場しました。
白髪でサングラスを掛けた長耳族の謎の少年フィッツ。今後、ルーデウスと関わりが深くなる超重要人物です。
そんなフィッツ先輩の魅力とお召し上がりくださいをご紹介します
声優情報もあります。
※ネタバレがあります。見たくない方はブラウザバックでお戻りください。
1.無言のフィッツ先輩とは
ルーデウスがラノア魔法大学に入学する際に、試験の相手として登場することとなるフィッツ先輩。アスラ王国第2王女アリエルの守護術師であり、ラノア魔法大学でも老衰で亡くなった教授以外は学内で使うことの出来なかった無詠唱魔術の使い手。ジーナスからは10年に1人の天才と言われている。
戦闘能力は高く、C級~B級の魔物ターミネートボアを一撃で倒したり、王女アリエルを狙う刺客を返り討ちにしてきた経緯。
ラノア魔法大学で不良生徒の群れのボスであったリニア(猫)とプルセナ(犬)を1対2で返り討ちにする等、学園内で最も強い生徒でもある。
その強さの源は鍛錬の賜物でもあるが、生まれ持ったラプラス因子の力と、ラプラス因子を持ちながら纏うことの出来る闘気。幼少期からの魔術の訓練によって増大した魔力総量に起因している。
そして、世界でも稀有な無詠唱魔術師。無詠唱魔術は高等魔術であるが、10歳程までに慣らしておくと用意に習得出来る。また、魔術は規模ごとに初級・中級・上級・聖級・王級・帝級・神級の七段階に定義されているが、無詠唱魔術は自分で威力や規模を設定できるため七段階の定義から外れ初級、中級の魔術でも込める魔力や練度次第では聖級~帝級並みの威力や似た効果で放ったり、自分なりのアレンジを加える等と言った事が可能になる
ルーデウスでも使うことの出来ない無詠唱での治癒魔術と解毒魔術が出来る。
(ルーデウスのように2種類の魔術を同時に使用できないので、混合魔術は時間差で使って発動させている)
ルーデウスとの模擬戦では乱魔(ディスタブ・マジック)によって魔術の発動を阻害されたフィッツ先輩はルーデウスに完敗する形で終わります。
ルーデウスは学園で最強だったフィッツ先輩のプライドを傷つけてしまい、陰湿ないじめがあるのではと危惧していたが、その後もパンツ泥棒の濡れ衣を着せられたときに助けてもらったり、フィットア領転移事件の調査に協力してくれたりと親切にして貰っており、好感を持つ人物となっています。
2.白髪の理由
王女アリエルの守護術師、沈黙のフィッツ先輩の正体はブエナ村の幼馴染シルフィエットです。
彼女はフィットア領転移事件の際、アスラ王国の遥か上空に投げ出されました。
このままでは地面に激突して死んでしまうという雲より上の高さ。シルフィは半狂乱になりながら、自分に出来る限りの魔術を行使します。水を作り出し、風を作り出し、土を作り出し、火を作り出し。とにかく落ちない事を、減速することを、地面から遠ざかることを。出来る限りの事をし、何が良かったかはわからないが減速することに成功し、奇跡的に生き延びます。全身が水浸しで、打ち身だらけ、砂埃にまみれて、両足を骨折しており、惨憺たる有様でしたが。
しかし、落ちた先には更に困難が待ち受けています。シルフィと同じく何処からか転移された魔物が目の前にいました。C級~B級の魔物ターミネートボア。シルフィは半狂乱になり、悲鳴を上げながらも手加減一切なし中級魔術『氷霜撃アイシクルブレイク』を放ちます。
初手において持ちうる限り、最大の魔術。これにより一撃でターミネートボアを倒し、偶然にもその場にいた王女アリエルの命を救うこととなります。
そして、気絶したシルフィが目覚めたときには過度のストレスと魔力を使い果たしたことにより、緑の髪が白髪へと変化していました。王女アリエルを救ったことで気に入られたシルフィは、丁重に扱われ、
その実力から彼女の守護術師となります。
しかし、ドロドロの権力闘争中のアスラ王国は、シルフィの存在を別の派閥の刺客だと勘繰り、腹黒いアスラ貴族達は第一王子派のサウロスが怪しいと憶測します。そして、無詠唱使いの天才少年(ルーデウス)の噂を聞いていたアスラ貴族達は、サウロスの隠し玉であろう天才少年を邪魔し、揺さぶりを掛けるためにシルフィをルーデウスに見せかけるために無詠唱使いの謎の天才少年「フィッツ」を誕生させます。
正体を隠すために無口で素顔を隠しているのはこの為です。
3.お召し上がりください
ルーデウスの入学試験の時に再会し、「はじめまして」と言われたことで、なかなか正体を明かせなかったシルフィ
ルーデウスとはフィッツとして交友を深めていきますが、正体を明かすまでに1年の年月がたっています。ルーデウスは男性だと思っているフィッツに信頼を寄せるとともに、何故か「可愛い」と思ってしまいます。王女アリエルとルークは初めは反対をしていましたが、
シルフィのひたむきさに心を動かされ、守護術師としての役割もあるが、シルフィの幸せを願い、友として協力するようになります。
あるとき、図書館で転んだルーデウスはフィッツ先輩を抱きかかえるように転んでしまいます。このとき、フィッツ先輩の体型に女の子であることを確信します。
「フィッツ先輩……やっぱり女だったんですね……」
するとフィッツ先輩が、ハッとしたような顔をして
「ち、違う……ぼ、ボクは男の子だよ!」
と走り去ります。
この時、長く悩まされていたルーデウスのEDが回復の予兆を見せます。ルーデウスは彼女が自分のEDの治療になると確信しますが、これまで世話になったことと、彼女の立場を考え、
この秘密を守ろうと誓います。
一方、正体を知ってほしいシルフィは男の子だと言ったことを後悔します。
そこで、友として王女アリエルとルークがいくつかの助言をし、雨宿りのために入った洞窟で二人きりになったルーデウスとシルフィ。
そこで正体を明かすことに成功します。
雨に濡れた二人が結ばれようとするときにルーデウスのEDは完治されておらず役に立たないという問題が発生します。しかし、二人はお互いの気持ちを確かめ、恋人同士となりこれまでのいきさつを語り合います。
最後の最期に役に立たなかったことをアリエルとルークに報告をすると、
「それで、ルディは、その、落ち込んじゃって。
魔法大学にも、それの治療方法を探すためにきたんだって」
「なんですって!?」
ルーデウスは何か政治的な思惑であったり、何かの目的があって学園に来たのだと勘繰っていたアリエルはそんなことの為に来たのかと驚愕します。
しかし、ルークは男性が役に立たなかったときの苦しみを理解し、シルフィに治療薬を授けます。
後日、シルフィはルーデウスの部屋でお酒を飲むときにルーデウスにこの薬を飲むように勧めます。
薬の効果もあり、気持ちの高まってしまったルーデウスはシルフィを抱きしめます。
「……シルフィ」
「が、我慢できない?」
そして、アリエルと決めたキメ台詞を言いいます。
「じゃ、じゃあ、どうぞ。お召し上がりください」
シルフィはベッドの上に放り投げられるように、押し倒されます。
このおかげでルーデウスのEDは完治され、シルフィと結ばれることとなります。
そして、シルフィに操を立てることを誓ったルーデウスはシルフィと結婚することとなります。
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