※ネタバレがあります。見たくない方はブラウザバックでお戻りください。
1.仲間を信じ、仲間を助けよ
ハイジャックされた飛行機の中で出会う二人、彼らは武偵と呼ばれる世界をまたにかけて事件を追う、戦う探偵であった。彼らの中でもトップに位置するものは、各々特殊な戦闘技術を持つ異能者たちでった。
彼女は言う。
「あんた・・・あたしのドレイになりなさい」
謎の組織によって乗っ取られた飛行機。彼らもまた特殊な能力を持つ犯罪集団。
苛烈を極めた戦闘の果てに犯人は飛行機から逃亡する。
制御を失った飛行機。
このままでは墜落してしまうという危険の中、武偵の仲間達と協力し、無事飛行機を着陸させる。という予測をしました。
2.まともな作品のご紹介
あらすじ
高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。
「君、私の助手になってよ」
――始まりは四年前、地上一万メートルの空の上。
ハイジャックされた飛行機の中で、俺は天使のような探偵・シエスタの助手に選ばれた。
それから――
「いい? 助手が蜂の巣にされている間に、私が敵の首を取る」
「おい名探偵、俺の死が前提のプランを立てるな」
俺たちは三年にもわたる目も眩むような冒険劇を繰り広げ――そして、死に別れた。
一人生き残った俺は、日常という名のぬるま湯に浸っている。
……それでいいのかって?
いいさ、誰に迷惑をかけるわけでもない。
だってそうだろ?
探偵はもう、死んでいる。
プロローグだけで引き込まれる切ない語り口で物語は始まります。ヒロインのシエスタと主人公である君塚は、恋人のような仲睦まじいシーンが何度も出てきます。
シエスタがマスケット銃で武装していたり、各章ではもちろん謎解きがあったり。
恋愛あり、ミステリーあり、異能バトルあり、SFありとなんでもありの「ジャンルごちゃまぜ闇鍋作品」。
でも、探偵はもう、死んでいます。
そこが切なくもどかしい物語となっています。
ジャンルに捕らわれないまさにライトノベルという魅力的な作品です。
3.魅力的なヒロインたちと主人公
シエスタ
才色兼備、天衣無縫、十全十美の名探偵。君塚曰く「天使の生まれ変わり」のような美少女。シエスタという名前はコードネームで、本名・年齢・国籍ともに不明である。名探偵として依頼人の利益を守ることを信条にしている。
物語が進むにつれて、君塚の昔話やシエスタに関わりのあった人物によって、彼女について明らかになっていきます。
つかみどころのない性格で、君塚をよくからかっている。
君塚と共に《世界の敵》との死闘を繰り広げ、一年前に命を落とした。
君塚 君彦(きみづか きみひこ)
18歳の高校生。口癖は「理不尽だ」。
4年前に遭遇したハイジャックの一件からシエスタの助手となる。シエスタの助手として《世界の敵》と戦っていたが、彼女の死後は普通の高校生活を送っていた。
しかし相棒であったシエスタを1年前に亡くしたことによって、無気力な日々を送っていた。その後夏凪からの依頼を受けたことで、止まっていた時間が動き出す。
性格はダウナーでツッコミ気質。だが、初対面の夏凪渚からの依頼にも(不本意ながら)受諾する優しい一面も持つ
シエスタ曰く「二日会わないと忘れてしまう顔立ち」。死んだ魚の目をしている
夏凪 渚(なつなぎ なぎさ)
本作のヒロイン。長い黒髪をサイドにまとめた少女。18歳の女子高生。性格は強気ではあるがドMである。口癖は「倍殺し」。君塚に人探しを依頼した少女である。
ある人物を探すため、名探偵として話題になっていた君塚の元を訪ねる。
君塚「愛されるより?」
渚「愛したい」
君塚「縛るよりも?」
渚「縛られたい……」
君塚「今月ピンチで」
渚「あたし出すよ。いくら必要?」
君塚「ドMだった……」
斎川 唯(さいかわ ゆい)
左目に眼帯をした少女。女子中学生。14歳。現役アイドルとして有名であり頻繁に雑誌やCMにも取り上げられている。
弱冠14歳の中学生にして歌って踊れる国民的アイドル。抜群のルックスで老若男女に愛され雑誌やテレビから引っ張りだこの日々を送る。天真爛漫で常にテンションが高いが、妙にませた言葉を使うこともある。ある依頼のため、君塚に接触してくる。
どう見ても地下アイドル。
シャーロット・有坂・アンダーソン(シャーロット・ありさか・アンダーソン)
アメリカと日本にルーツを持つ17歳の少女。軍人である両親から厳しい教育を受け、この年齢ながら様々な任務をこなす。戦闘スキルはとても高いものの頭脳戦は苦手。
シエスタのことをマームと呼んで心から慕っており、助手である君塚をライバル視している。
君塚とは以前からの知り合い、腐れ縁であり、何度も仕事を共にしていた。
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