リムルとマブダチでテンペストの住民達とも仲の良いミリム・ナーヴァ。かわいい見た目に反して、最古の魔王の一人であり、世界における最強の人物の一人でもあります。
そんなミリムがテンペストと不可侵協定締結している友好国である獣王国ユーラザニアに宣戦布告します。
魔王カリオンは住民を避難させるとミリムと一騎打ちを挑みます。しかし、圧倒的な力の差でカリオンを一蹴するミリム。戦闘形態となったミリムの竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)を辛くも躱したところに、魔王フレイによって首元にナイフを突きつけられ、カリオンは敗北します。
ミリムはどうして獣王国ユーラザニアを滅ぼしたのかその謎をご紹介します。
声優情報もあります。
アニメ勢の方はお気を付けください
※ネタバレがあります。見たくない方はブラウザバックでお戻りください。
1.竜魔人(ドラゴノイド)ミリム・ナーヴァ
ミリムはこの世に存在する竜人族の頂点に君臨しており、ギィ・ラミリスと並ぶ「最古の魔王」の1人。子供っぽい見た目に反して戦闘力は桁違いに高く、覚醒魔王としての力は他の魔王とは一線を画しています。
一国を一瞬で滅ぼす力を持っていますが、見た目通り性格は子供っぽく無邪気。しかし、魔王の中でも1、2を争う天才であり、無邪気に見える行動・言動の数々は、道理を弁え順序立った思考の上で過程を飛ばした結果である。
ミリムの正体は、実は世界を創った星王竜「ヴェルダナーヴァ」の娘。ヴェルダナーヴァの力を一部受け継いでおり、魔素量が他の魔王に比べて圧倒的なのも遺伝が影響しています。
ミリムが別名「竜皇女」と呼ばれるのも、ヴェルダナーヴァとの親子関係が所以です。またヴェルドラはヴェルダナーヴァの弟に辺り、ミリムはヴェルドラの姪になります。ヴェルドラはミリムのことを「我が兄の一粒種」と表現しています。
「魔王覚醒編」ではエレンによって死者蘇生のおとぎ話が話されます。
この時に覚醒魔王となったのがミリムです。ミリムは元々「ガイア」という龍のペットを、父ヴェルダナーヴァから与えられていました。友としてガイアと接していましたが、ある日とある王国に罠にかけられガイアは殺されてしまうのです。
ガイアを復活させるため、ミリムは覚醒魔王となることを決意し、王国の人間を殺し尽くします。ガイア復活の儀式を行うことができましたが、結果として生き返ったのは、ガイアではなく「カオスドラゴン」でした。
ガイアが正当な復活を遂げずカオスドラゴンになったことを嘆いたミリムは、誰にも知られぬようカオスドラゴンを深く封印するのです。ミリムが魔王になったのは、友との悲しい別れがきっかけでした。
2.洗脳された?ミリム
ミリムが獣王国ユーラザニアに宣戦布告し、魔王カリオンと戦ったのは魔王クレイマンが原因です。クレイマンとは、中庸道化連と深いつながりを持ち、400年前に生まれた新参の魔王のこと。他の魔王に比べ戦闘力が低いですが、明晰な頭脳を持ち知略に優れ、全ての魔王の支配を目論んでいます。
また「人形傀儡師」(マリオネットマスター)という異名を持つ通り、対象の人物を支配して人形のように使役することが可能。この能力を使い、影から人を操り暗躍していました。
策謀や軍団の指揮を得意とする一方、戦闘は不得意。精神魔法を得意とし、ユニークスキル「操演者(アヤツルモノ)」を使い、派遣した自分の配下の目と耳を通じて情報を得ている。十大魔王の中でもっとも財力を持ち、金の使い方を知っている魔王であり、東の帝国やドワーフ王国と貿易を行い、最新式の武器と防具を揃え、過去の遺物や魔法装置で配下の戦力を増強する。また、貿易で得た利益をばら撒き、調略を駆使している。
「あの方」から渡された支配の宝珠(オーブ・オブ・ドミネイト)によりミリムに洗脳をかけている。
テンペストに送り込まれたミュウランもクレイマンに心臓を奪われた操り人形の1人であり、彼女の暗躍によりテンペストは多大な被害を被りました。
彼の目的は自身が覚醒魔王となることであり、それには大量の死をまき散らす必要がありました。
ただ単に大量の死を撒き散らすだけでは印象が悪くなってしまいます。そこでクレイマンは大義名分を手に入れる為に『魔王カリオンがリムルに闇討ちされた』という偽の情報を流し、魔王達の宴(ワルプルギス)で〝テンペストを滅ぼす〟という事を取り決めようとしました。
ミリムは魔王クレイマンの計画のために動いたのです。
3.ミリム裏切りの理由
ミリムの裏切りはリムルや魔王カリオンを守るための物でした。ミリムは魔王の中でも1、2を争う天才で、常に多重結界に守られており、精神支配などの攻撃も一切通用しないという強力な能力を持っています。
クレイマンの持つ支配の宝珠(オーブ・オブ・ドミネイト)の力を持ってしても、ミリムを洗脳することは出来ませんでした。
ミリムはクレイマンに操られたフリをしていたのです。
ミリムが操られたフリをした理由は2つあります。
クレイマンは魔王達の宴(ワルプルギス)で「カリオンがリムルに闇討ちされた」という偽の情報でリムルのテンペストを滅ぼそうとしていました。
しかしミリムはクレイマンに操られたふりをしてその情報が出る前にカリオンと戦い獣王国ユーザラニアを滅ぼしました。ミリムはリムルとカリオンを守ったのです。
カリオンは実は生きており、死んだふりをして裏からクレイマンを探っていました。
また、ミリムはクレイマンを操っている黒幕の存在に感づいていました。テンペストにファルムス王国を仕掛けたのもその黒幕でした。黒幕を突き止めるためにミリムは操られたフリをしていたのです。
結果としてクレイマンも死んでしまい黒幕の正体はわかりませんでした。
ミリムはリムルやカリオンを守るため、クレイマンを操っている黒幕を突き止めるために操られたフリをしていたのです。
リムルのために動いてくれたミリムはマブダチですね。
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