魔法科高校の優等生の主人公でありヒロイン司波深雪。非の打ち所がない美貌の持ち主で、彼女を一目見た者は男女問わず「おっふ」してしまう美少女です。しかし、手遅れな重度なブラコンでもあります。
また、彼女は優秀な魔法師で十師族の一つ「四葉家」の人間です。魔法師は遺伝的に能力を受け継ぐことがわかっており、優秀な彼女は家の人間が決めた婚約者と結婚しなければならない運命を持っています。そして、現四葉家当主・真夜から婚約者が告げられます。
声優情報もあります。
アニメ勢の方はお気を付けください
※ネタバレがあります。見たくない方はブラウザバックでお戻りください。
１．司波深雪とは？
司波達也の実妹（11ヶ月違いで3月生まれの年子）。主席入学の一科生（Ａ組）。母親の教育により、完璧な礼儀作法を身に付けているお嬢様。
入学試験をトップの成績で合格し、破格な魔法力でハイレベルな魔法を豊富に駆使する優等生である。
姫カットの黒髪ロングが特徴的な、非の打ち所がない美貌の持ち主。同級生から上級生まで、男女問わずに認める「校内一の美少女」。
生身の人間ではなく、オーバーテクノロジーによって青少年の願望が具現化した立体映像だと言われても信じられるほど
生身の人間であることを忘れさせる神秘的な美貌
自分の理想像そのままの美しい女性を見たのは初めてで、「女神様みたい」と感じるほど現実離れしている
と称されている。
校内においても兄への愛情や敬愛の念を隠さないため、周囲からは重度のブラコンとみなされている。
そのブラコンエピソードには枚挙に暇がなく、
新入生総代の答辞を達也に譲ろうとして、本人に制止されるところから始まり、
ふだんの服装では肌の露出を好まないが（そもそもこの時代のファッションは露出度を抑える傾向にあるが）、兄と自宅で二人きりでいるときだけ何故か露出度が高い
風紀委員として活動したくらいで「名声を博する」は言いすぎだ、と達也に言われて「わたしにとってお兄様の名前は名声なのです！」と顔を赤らめる
友人相手ならオートメーションに任せて料理するが、兄が口にするものには手料理の手間を惜しまず、コーヒーも手挽きして自分で淹れないと気が済まない
「お兄様の服を自分で作る」というシチュエーションを前にして、そのことを思うだけで多幸感でアルコールに酔ったような状態になる
などもう手遅れな模様となっている。
兄が四葉家や第一高校で不遇な扱いを受ける状況を常に憂いており、次期当主になることで兄の立場を改善できるという期待をもつと同時に、兄以外の男を婚約者として迎えなければならないことへの嫌悪感との板挟みに苦しんでいた
その魔法力は強大で、一点ではなく面や空間全体に作用する魔法に適性が高い。事象干渉力の高さも体内に保有するサイオン量も最高クラスである。多種類の高度な魔法を駆使し、中でも振動系魔法（冷却魔法）を得意分野とする。ただし、振動系の冷却魔法の高い適性は、彼女が本来生まれ持った魔法が物理世界に干渉する形へと姿を変えたものでしかなく、本当の得意魔法は精神に干渉し凍結させる系統外魔法「コキュートス」である。
精神干渉系の適性は持ち主が限定されるものだが、「魔法的な素質は遺伝する」という魔法学のセオリーに基づき、事実上実母の深夜から適性を受け継いでいる。
２．深雪の婚約者候補 一条将輝
一条将輝（いちじょうまさき）は北陸地方にある第三高校（国立魔法大学付属第三高等学校）に在籍する男子生徒です。十師族の一つ、一条家の御曹司でエリート。身長は180cmほどある高身長で、さらに広い肩幅、長い脚、というスタイルの持ち主。第三高校のリーダー的存在でもあります。
2092年における新ソ連の佐渡侵攻作戦に際し、当時まだ13歳で義勇兵として戦列に加わり一条家現当主・一条剛毅と共に「爆裂」を以って数多くの敵を屠った経験を持つ。その際に「敵と味方の血に塗れて戦い抜いた」姿への敬称として「クリムゾン・プリンス」の名で知られている。一条家の切り札にして代名詞でもある発散系魔法「爆裂」は、対象物内部の液体を強制的に気化させてその体積変化を攻撃力として利用する魔法で、純粋に軍事目的で開発されているため殺傷ランクはA。
高身長、イケメン、かつ頭も良い、なんでもそろった一条将輝ですが、そんな彼が一目惚れしてしまった少女がいます。それが司波深雪です。彼女には2095年の九校戦の時に一目惚れをしましたが、彼女が達也の妹であることには最終日まで気づきませんでした。
2095年度九校戦で自身を打ち破った達也をライバル視し、達也を倒せるようになるまで深雪に告白しないことを真紅郎に宣言している。
と言いつつ、全国高校生魔法学論文コンペティションで偶然再会した際には彼らしくなく舞い上がっていたりもしていました。
一方、深雪の方は平常運転のブラコンで興味を持っている素振りは見られませんでした。
３．告げられる婚約者
四葉家当主・真夜から告げられたのは「達也を深雪の婚約者とする」ということでした。
なぜ、実の兄妹である達也を婚約者としたのでしょうか？
四葉家の元旦の集まり『慶春会』に達也と深雪が呼ばれる。これは、深雪を四葉家の次期当主に任命するためであった。
それを阻止しようと、一部勢力が四葉家内部の分家や四葉家をよく思っていない反勢力を煽って、深雪たちを妨害する。
もちろん、お兄様の活躍によってこれを鎮圧し、本家にたどり着く。
四葉家、現当主の真夜から深雪が次期当主であることが発表される。その後、深雪と達也だけ残され、真夜から思いがけない言葉が発せられる。『深雪は達也の実の妹ではない！貴方は私の息子なのだから………』と。
ある事件をきっかけに子供が産めない真夜は、12歳の時に卵子を冷凍保存しており、その卵子から産まれたのが達也。達也の母は私だと説明します。
そして、深雪の方を向き直って、達也が婚約者であることを告げた。
四葉家の当主となることで、知らない誰かと結婚させられると考えていた深雪。
達也が婚約者だと聞かされた深雪は、喜びのあまり、今にも泣きだしそうになるのをなんとか堪えていた。
完全に納得できない様子の達也を見て、真夜は後で、二人きりで話すことを決める。
その後、真夜のプライベートの部屋で、深雪が実の妹では無い 発言について、真夜と達也の一対一での話し合いが始まる。
達也が真夜に「なんでそんな嘘をついたのか」と尋ねると「嘘ではない、戸籍もＤＮＡ検査もどうとでもなる」と言う。
達也はエレメンタルサイト（イデアにアクセスし、存在を認識することができる能力）の持ち主であり、それは嘘だと看破する。
達也と深雪は同じ男性と同じ女性から産まれていると言います。
真夜は達也が自身の息子であるというのは嘘だと認めるが、深雪が妹では無いというのはあながち嘘では無いと言います。
深雪は四葉の力を結集して造られた「完全調整体」であり、調整体魔法師だということが伝えられます。
しかも超偶然の産物、同じ手順でやろうとも二度と出来ない、超越した完全なる調整体であることが達也に明かされる。
世界すら滅ぼしてしまうかもしれない驚異の戦略級魔法師としての達也のストッパー役として、深雪は生まれました。
達也が深雪のガーディアンていう事実よりも、精神的支柱である深雪という存在こそが達也の脅威的な魔法師としての力に歯止めにかける役割を担っている という説明でした。
逆に言えば、達也の精神的ガーディアンは深雪ということになります。
深雪は、四葉家最高傑作の完全なる調整体であり、達也との間に子をもうけることも可能だと 真夜は言い切りました。
達也も深雪の遺伝子には違和感を感じており、それは単に自然の変異のためだと思っていた。それが調整体だとすると納得出来る部分が多いと考えました。
達也が部屋に戻ると深雪と二人で寝られるように布団が引いてあり、困惑していると深雪が戻って来ます。
達也は「深雪が妹では無いというのは嘘だったこと」「深雪は完全調整体だった」と伝えます。
深雪は完全調整体で調整体のように短命で無いことに安心しました。
それよりも
遺伝的に達也と距離が遠いこと、これからは従妹として、婚約者となることに感激します。
しかし、困った表情を浮かべる達也。
深雪は、実の妹が兄の花嫁になりたいと思うのは気持ち悪いかと、達也に問いかけます。
深雪は泣きながら、
「お兄様の婚約者と聞かされて嬉しかったこと」
「諦めていたから余計に諦めきれなくなったこと」
「そして愛している」と伝えます。
「軽蔑されても異常な性癖だと気持ち悪いと思われても良いから、
側において、突き放さないで、いなくならないでください」とお願いします。
達也は、少なくとも今は妹としてしかみることが出来ないが、異常だとは思わない。
死が二人を分かつまで側にいることを約束します。
翌日、達也の婚約者としてのお披露目会が催され、
その最後の方にバリオン・ランス(中性子砲)の魔法試技が行われた。
そして………これらの決定事項(深雪が次期当主であること、達也が次期当主である深雪の婚約者になったこと)は、魔法協会を通じて十師族、師補十八家、百家数字付きナンバーズなどの有力魔法師に対し、通達されました。
達也と深雪は結婚はしていませんが、婚約者となっています。
４．深雪の声優は？
深雪の声優は早見 沙織（はやみ さおり）さんです。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… マリア・キャンベル役
鬼滅の刃 胡蝶しのぶ役で活躍されています。
これからの司波深雪の活躍を楽しみにしています
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