魔王軍のシーンで幹部の一人として「白」と一緒に登場することのある鬼人ラース。
彼は魔王軍第八軍団長を任されている程の実力者でもあります。
アニメではまだ登場シーンは少ないながらも、人気投票では上位になるなど、注目度の高いキャラです。
鬼人のラースはシュン達と敵対する魔王軍に所属していますが、25人の転生者の一人でもあります。
そんなラースの軌跡と蜘蛛子たちとの関係についてご紹介します。
声優情報もあります。
※ネタバレがあります。見たくない方はブラウザバックでお戻りください。
1.哀しい転生者ラース
前世は温厚かつ理知的な好青年だったが、一方で強すぎる正義感を持ち、心の底には強い暴力衝動を宿していた。幸か不幸か喧嘩は強く、小中学校時代は「いじめを止めること」や「不良を返り討ちにすること」で暴力を正当化していた。しかしその結果、周囲から孤立。そんな自分に嫌気がさして、高校入学後は暴力を振るわなくなっていた。
転生後は「魔の山脈」で暮らすゴブリンの部族に生を受ける。素朴で原始的だったが質実剛健とした種族の気質と彼の生来の性分はよく馴染んでおり、家族にも恵まれ平穏に暮らしていた。
彼は転生者特典のスキル「武器の錬成」ができたため仲間から重宝されます。
しかし、この世界のゴブリンは愚人という言葉が似合うほど高潔な戦士だったようで、ゴブリンが不釣り合いなしっかりと錬成された武器を持っていることを不審がった冒険者たちが連なり村は滅んでしまいます。
彼は村を襲った冒険者のリーダー召喚士ブイリムスに使役されてしまい、家族を殺して妹を食らうことになったため激しい怒りを抱きます。
レベルが上がり進化する際もブイリムスの言うことを聞かなくてはなりませんでしたが、度重なる苦難の末、支配者スキル「憤怒」を獲得し、ブイリムスの支配から抜けることに成功します。「憤怒」のスキルに飲み込まれた彼は、ブイリムスを殺害し、殺戮衝動の赴くままに各地で暴れまわります。
以後はその強さと成長速度を危惧したレングザンド帝国の繰り出す冒険者たちや討伐隊に追われることとなる。
レングザンド帝国最強の剣士ニュドスとの戦闘、レングザンド帝国の先代剣帝レイガー・バン・レングザンドなどとの戦闘を経て、魔の山脈を統治する氷龍ニーアを撃退するなど、戦闘と逃亡を繰り返す。
その中で多くの経験値を取得したことにより、何度も進化を経て最終的に鬼人となった。この頃から自身を「憤怒」のスキルから「ラース」と呼ぶようになる。
転生者が魔物から進化して人型になると、前世の顔になるらしく、彼もその顔は前世と同じ。ただし小柄だった前世とは異なり、長身の筋骨逞しい身体で、「鬼」らしく額に二本の角が生えている。
2.ラースと吸血っ子
支配者スキル「憤怒」に飲み込まれるまま、破壊衝動に捕らわれ、魔族領までやって来たラース。
そこで吸血っ子こと、ソフィア・ケレンと遭遇します。
ソフィアは伝説級の魔物の爪を素材にした業物の大剣による近接戦闘を基本としつつ、得意とする氷・水系魔法などによる中遠距離攻撃、吸血鬼特有の不死性に由来する耐久性と眷属作成や支配による小技に加え、酸攻撃などのスキルを複合させた戦闘スタイルを確立させた。
対するラースはMPを消費するだけで武器を生み出せる固有スキル「幻想武器錬成」を持ち、様々な特殊効果を備えた「魔剣」を用いて戦う。戦闘では優れた剣技はもちろん、使い捨ての剣に爆発の効果を持たせて地雷代わりに敷設する、ミサイルのように射出して敵を殺傷するなどの手管も用いる。
双方決め手に欠けるまま、若干ソフィアが優勢に戦闘を進めます。
しかし、ラースは「憤怒」を発動し、理性を失う変わりにステータスを10倍にまで上昇させます。
状況はひっくり返り、ラースによって防戦一方になるソフィア。奥の手として取っておいた「嫉妬」のスキルを発動しようと狙っているとき、「黒い男」ギュリエディストディエスに介入され、強制的に制止される。
ギュリエディストディエスに強引に「憤怒」を解除されたラースは「白」に保護され、悩んだ末に仲間になることとなります。
3.ラースと蜘蛛子
同じ転生者で魔王軍の陣営であるソフィアと共に「白」の仲間として神信教の会合に出たり、懲罰部隊である第八軍団長に就任し人魔大戦に臨んだり、「白」の目的遂行のために協力します。
言葉数の少ない「白」の意図をくみ取れる数少ない人物(ソフィアは理解出来ていないことが多い)。
前世からの温厚かつ理知的な性格で、暴走するソフィアを制止したり、時には正論で上位者である「白」を窘めることもある。
「白」の数少ない仲間と言える人物である。
強い正義感から、自分で考え、悩んだ末に人魔大戦に能動的に協力し、人族・魔族共に大量の犠牲を出すことを選んだ。
傘下の兵たちを積極的に死地に追い込むような破滅的な戦線を担った。
「白」から地球に帰ることも出来ると提案されるが、笹島京也はすでに死んでいる。 ここにいるのは、ラースというただの鬼だ。戻らないし、戻れない。と、先を望んではいないという思いを持っている。
四月は君の嘘の渡亮太役などで活躍されています。
ラースの活躍を楽しみにしています。
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