暴走したユーゴーが帝国軍を率い、エルフの里へ侵攻を行う。アニメではシュンとフィリメスを執拗に追い立てるユーゴーの戦いが描かれています。この戦いでは帝国軍に加えて魔王軍もユーゴーの協力関係にあり、参戦しています。
この戦いには表で行われているシュン達の戦いの裏で、蜘蛛子達の戦い。エルフの里攻防戦の真実があります。
そんなエルフの里攻防戦のご紹介をします。
声優情報もあります。
※ネタバレがあります。見たくない方はブラウザバックでお戻りください。
１．シュンとエルフの里攻防戦 表
「白」の力によって破れるはずが無いと思われていたエルフの里の結界が破られ、エルフの里攻防戦の火蓋が切って落とされます。エルフの族長の娘であるフィリメスは、混乱するエルフ達を落ち着かせ、迎撃の姿勢を取らせます。
そして、フィリメスはユーゴーを討つために前線に立っていました。
フィリメスは、学園での騒動でユーゴーを撃退し、見逃しています。
前世で先生だったフィリメスは、転生者を保護することを目的としていますが、ユーゴーが暴走し、他の転生者達の命が危ぶまれているのは、一度ユーゴーを見逃した自分の甘さだと考えています。
フィリメスはシュン達を後方に下がらせ、単身でユーゴーの前に立ちます。
スキルを全て失い、弱体化して間もないユーゴーでは自分には敵わないと考えていたフィリメス。
しかし、ユーゴーは帝国を洗脳している七大罪スキル「色欲」に加え、殺害した相手のスキルとステータスの一部を奪うスキル「強欲」を持っていました。
ユーゴーは「強欲」のスキルを持って前線に立ち、エルフ達を自らの手で殺害していくことで、短期間でステータスを大きく向上させていました。
圧倒的な力の差でフィリメスは倒されてしまいます。
「あとは俺たちに任せろ」
意識を失う直前、勇者シュンが駆け付けます。
シュンは級友であるユーゴーに剣を向けます。
シュンは勇者としてのスキルを持ち、エルロー大迷宮を潜り抜けた戦闘経験から、着実にスキルとステータスを伸ばしていた。
ユーゴーの「強欲」によって奪ったスキルは数は多いが、全体的にアンバランスで整っておらず、シュンの敵では無かった。
シュンは大した傷を負うこともなく、ユーゴーに勝利する。
シュンは
「こいつは生かしておく。生きて、死ぬまで罪を償わせる」
と、甘さを見せている。
２．魔族軍転生者とエルフの里攻防戦 裏
ユーゴーはシュンに敗北すると、同行しているソフィアに助勢を命じる。
「あなたは捨て駒よ」
と、彼を利用し操っていたことを明かす。
ユーゴーを助けるわけでは無いが、ソフィアのご主人様より転生者は殺すなと命を受けており、ユーゴーや敵対するシュン達を軽くあしらう。
そこに同じ転生者で魔王軍のラースが現れる。
級友との再会であるが、エルフは害悪であり滅ぼさなければならないと伝え、歩み寄りは失敗する。その時、ポティマスはエルフの機械兵器を起動させ、ソフィアとラースはこれと戦うこととなる。
WEB版では、ソフィアによって殺害されたハーフエルフのアナを救うため、シュンが慈悲の力を使い生き返らせる。
そのことで、禁忌をカンストさせてしまったシュンは絶叫し、気絶する。
「シュンに何をした」と
詰め寄るカティア。
ラースは
「それにしても叶多。俊が気を失っただけで騒ぎすぎじゃないかな？」
と吐き捨て、
「俊はまだ生きている。死んでいない。そしてここは戦場だ。死んでいてもおかしくない。
だっていうのに、どうして気を失う程度でそこまで慌てふためくんだい？ まさかとは思う
けど、君、死ぬ覚悟もなく、失う覚悟もなくここに立っているんじゃないだろうね？」
と、威圧を込めて言う。
圧倒的ステータスの差がある上位存在に威圧され、カティアは戦意を喪失し、投降する。
３．蜘蛛子とエルフの里攻防戦 真実
「白」の手によってユーゴーを洗脳し、エルフの里を攻めた魔王軍。
「白」の目的は魔王アリエルの願いを叶えることで、システムとして捕らわれているサリエルを開放することである。
「白」自体は天使サリエルを快く思っているわけでは無いが、強くも弱い魔王アリエルに情を感じており、願いを成就させてやりたいと思っていた。
今回のエルフの里攻防戦の目的は、魔王アリエルの宿敵とも言える全ての元凶であるポティマスを倒すことである。
魔王アリエルとポティマスの因縁は深く、ポティマスの実験動物として作られたキメラがアリエルであり、恩のある天使サリエルがシステムに組み込まれ、捕らわれているのもポティマスが原因である。
アリエルは自分の命と引き換えてでもポティマスを倒そうと決めていた。
「白」はそんなアリエルの気持ちを知りながらも、彼女の意思を尊重したいと、エルフの里攻防戦ではポティマス以外の敵を引き受け、露払いを行う。
直径１０メートルはあろうかという巨大な球体。百体以上あるウニ型の空中浮遊兵器。
ポティマスの隠し玉であり、エルフの最大戦力。
特殊な魔術結界により、クィーンタラテクトのブレスすらも消し去る。
絶え間なく降り注ぐ砲弾でタラテクト軍団を消し去る強力な兵器。
星のエネルギーを大量に消費しながら浮かぶ無数のウニ。
しかし、「白」は空間魔法の使い手であり、強力なその力も「白」までは届かなかった。
空間断絶させた上で繰り出される「白」と蜘蛛達の「暴食」の魔眼の力によって
次々と落とされるウニ達。
蜘蛛子とウニの戦いはここに決した。
アリエルとポティマスは地下で戦っていた。
ポティマスは魔術結界で魔法を使えない場所にアリエルを誘い出し、システム外の毒、二酸化炭素でアリエルの体力を削り、ギュリエディストディエス用に開発した兵器グローリアタイプΩを投入する。
持久戦であるが、確実にアリエルは追い込まれていく。
勝利を確信しているポティマスだが、アリエルの隠し玉である支配者スキル「譲渡」。
自身の魂を消費し、神にも匹敵する力を一時的に得ることができる。
が発動し、グローリアタイプΩを破壊する。
その後、逃げ出そうとするポティマスを「白」が捕獲しており、アリエルはポティマスの本体を見つける。
死にたくないと泣き叫ぶポティマスに、アリエルは魂を破壊する深淵魔法を放つ。
「じゃあね、お父さん・・・・」
アリエルとポティマスの因縁はここに終止符を打たれた。
そして、もともと魂が疲弊していたアリエルは、「譲渡」のスキルを使ったことで余命をすり減らしており、戦う力を失った。
「私の寿命はもう長くない。もって一年ってところかな。残りは見届けるための余生に使うとするよ」
と、アリエルは言った。
４．蜘蛛子と魔王の声優は？その２
蜘蛛子の声優は悠木 碧 ゆうき あおい さんです。
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました アズサ 役
ワンパンマン 戦慄のタツマキ 役で活躍されています。
アリエルの声優は上坂 すみれ うえさか すみれ さんです。
いぬやしき 犬屋敷麻理 役
げんしけん 吉武莉華 役で活躍されています。
これからの蜘蛛子と魔王アリエルの活躍を期待しています。
投稿
0 件のコメント:
コメントを投稿